AI業務内製化 1DAY合宿 / 1社貸切

業務を書き出すところから、
自分でワークフローを組めるところまで。

株式会社明正 様|当日のスケジュールとワーク例題

先日いただいたご意見をふまえ、プログラムを組み直しました。 最初の1時間は、AIの話をせずに業務フローを書き出すワークから始めます。 そのうえで、全員が同じものを作る例題を2本はさみ、最後に各自のテーマで1本組み上げる——という順序にしています。 題材はすべて、お預かりした5案件の実物です。

開催日 2026年9月26日(土) 時間 9:00–17:00 形式 1社貸切・オフライン 作成 株式会社ピースフラットシステム 片川 良平/関川 すず

1今回、構成を組み直しました

前回お出しした案は、いきなり完成形のワークフローを組みにいく構成でした。 ただ、参加される方のAI経験に幅があることを考えると、途中で手が止まったまま1日が終わる方が出かねません。 そこで、積み上げの順序を明確にした4段階に組み直しています。

TODAY'S DESIGN

1本の完成品を見せる日ではなく、
作り方が身につく日にします。

STEP 01
業務を書き出す
AIの話はまだしません。紙と付箋で、いまの仕事の流れを書き出します。図に清書することは目的にしません。書き出して、時間を取られている箇所に印を付けるところまでです。
午前・45分/ワーク
STEP 02
例題を2本、一緒に作る
n8nとClaudeで、全員が同じものを作ります。①メールを台帳に展開する ②書類を突き合わせる。写経に近い形で型を体に入れます。入る前に15分だけ、AIのチャット画面を触るならし運転を挟みます。
午前・155分/ハンズオン
STEP 03
自分の業務で1本組む
朝に書き出したフローから題材を選び、例題と同じ型で自分で組みます。詰まったところは横につきます。1日でいちばん長く時間を取るのがここです。
午後・135分/ワーク

この順番にしている理由

STEP 01を最初に置いたのは、これが他社様でも最も反応が良いワークだからです。 AIから入ると「で、うちの何に使えるのか」が最後まで曖昧なまま終わります。 先に業務を書き出しておくと、その後に出てくる機能ひとつひとつが「あの工程に使える」と結びつきます。 ここで出た候補が、そのまま午後の応用ワークの題材になります。 書き出すところまでが目的なので、きれいな図にする作業には時間を使いません。その分を午後に回します。

例題2本を「全員で同じものを作る」形にしたのも意図的です。 いきなり自分のテーマで作ると、題材選びとツールの操作を同時に覚えることになり、負荷が高すぎます。 題材を固定して手順だけに集中する時間を先に取ります。 そのうえで、1日でいちばん長い135分を STEP 03 に充てています。覚えた型を自分の業務で使ってみる時間が、いちばん長く残るようにしました。

2当日のスケジュール

手を動かす時間を合計335分(5時間35分)確保しています。そのうち135分を午後の応用ワークに充てました。 実習 の付いたコマは、全員がPCを開いて作業します。 全員同じ は、講師と同じ画面を見ながら同じものを作るコマです。

時間段階内容
8:45–9:00 受付
受付・PCの確認
ブラウザが動けば大丈夫です。メールソフトの設定は今日は使いません。当日の立ち上がりで時間を落とさないための時間です。
9:00–9:15 導入
オープニング|ワークフローの考え方
本日の地図に加えて、「AIを使う」と「AIに働かせる」は何が違うのかをお話しします。人がやっている作業を「入口・処理・出口」に分け、処理の部分をAIに渡す——今日つくるものは、例題も応用ワークもすべてこの形です。先に考え方を入れておくと、このあとの理解の速度が変わります。
9:15–10:00 STEP 01
業務フローを書き出す実習
受注から船積み・請求までを、ホワイトボード(または模造紙)と付箋に書き出します。誰が・何を見て・何を作って・誰に渡すかを1工程ずつ分けて書きます。きれいな図に清書することは目的にしません。書き出して、時間がかかる箇所・人が判断している箇所に印を付けるところまでです。
10:00–10:10
休憩
10:10–10:25 ステップ0
AIに一度触ってみる実習
ならし運転です。AIのチャット画面に、御社に実際に届いたメールを1通そのまま貼って、要点を3行で出させます。15分だけです。この後の例題1・2で本格的に触りますので、ここでは「もうこれくらいはできる」を全員が一度体験するところまでにします。
10:25–11:35 STEP 02
例題1|案件メールを貼り付けると、案件台帳に1行増える実習全員同じ
n8nとClaudeで、ノード4つの小さなワークフローを組みます。実際の輸出依頼メールを貼り付けると、荷受人・建値・積地・揚地・品名・コンテナ・搬入日など18項目が読み取られ、Google スプレッドシートの案件台帳に1行追加されます。目の前で行が増えるので、「AIに働かせる」が何なのかが一目で分かります。
11:35–11:45
休憩
11:45–12:55 STEP 02
例題2|書類を突き合わせて、食い違うところだけ出させる実習全員同じ
社内指示書とインボイス・パッキングリストを貼ると、一致している項目と食い違う項目を仕分けて出します。読み取りの次は照合です。あわせて、AIが「不一致」と言っても運用上は正しい場合をどう扱うかを扱います。ここが本日いちばん議論が深くなる時間です。
12:55–13:40
昼食
午前に出た論点を、雑談ベースで詰める時間としてお使いください。
13:40–15:55 STEP 03
応用ワーク|自分の業務で1本組む実習
本日の本番です。1日でいちばん長い135分をここに充てています。朝に書き出した業務フローから題材を1つ選び、例題と同じ型で組みます。テーマ候補はこちらでご用意しますが、ご自身の業務からお選びいただいて構いません。講師が会場を回り、手が止まった方の横につきます。
15:55–16:05
休憩
16:05–16:30 共有
作ったものを見せ合う
1人2〜3分で、何を作ったか・どこで詰まったかを共有します。他の方が別の業務で同じ型を使っているのを見ることが、社内展開のいちばんの材料になります。
16:30–16:45 締め
AIに任せる/人が必ず見る、の線を1枚にまとめる
1日を通して出てきた「ここはAIに任せてよかった」「ここは人が見ないと危ない」を、項目ごとに3段階で仕分けて1枚に落とします。他の業務にもそのまま当てはめられる判断基準になります。
16:45–17:00 締め
クロージング|私たちが目指していること
最後に15分いただきます。弊社がどこを目指してこの仕事をしているのか、そしてなぜオフラインでの開催にこだわっているのか。1日手を動かしていただいた後だからこそ伝わる話だと思っています。あわせて、当日使ったプロンプトとワークフローのお渡しと、明日から30日・90日で何をするかをお伝えして終わります。

印刷用のタイムスケジュール(A4 1枚)

当日お手元に置いていただく用に、A4 1枚に収めた時間割をご用意しています。ブラウザの印刷からそのままPDFにできます。

タイムスケジュール(A4 1枚)を開く

3ワーク①|業務フローを書き出す

9:15–10:00/45分。他社様でも最初に必ず行っているワークで、1日の中で最も反応が良い時間です。 AIの話はまだ出てきません。ホワイトボードか模造紙と、付箋とペンだけで進めます。

今回は「書き出すところまで」に絞ります

業務フローは、きれいな図に清書しようとすると、それだけで時間が溶けます。 今回のゴールは、清書された図ではなく「午後に自分が作るものが決まっている状態」です。 書き出して、印を付けて、そこから午後の題材を選ぶ。そこまでで十分に目的を果たせるので、 浮いた時間は午後の応用ワークに回します。書き出した模造紙は、写真に撮ってそのままお渡しします。

WORK 01 1案件の流れを、丸ごと紙に出す 9:15–10:00
1-A書き方のルールを先に覚える(10分)

いきなり書き始めると、粒度がばらばらになって使えないものができます。先に書き方のルールをお伝えします。要点は3つで、①1つの付箋に1つの作業しか書かない ②誰の作業かでレーンを分ける ③レーンをまたぐときは「何を渡すか」を必ず書く。この3つを守るだけで、後からAIに渡せる工程が自動的に浮かび上がります。

1-B受注から請求までを書き出す(25分)

ホワイトボードがあればそちらに、なければ模造紙に書きます。レーンは荷主/営業・国際部/通関/倉庫/船社・協力会社を想定しています。お預かりした5案件のうち1件を選び、実際の書類とメールを見ながら、その案件で起きたことをそのまま並べます。記憶で書くのではなく、手元の実物を見ながら書くのがポイントです。

使う資料:お預かりした5案件(各グループで1案件を担当)
1-C2色のシールで印を付けて、午後の題材を決める(10分)

書き上がったフローに、「ここは時間がかかる・ミスが起きやすい」と「ここは人が判断している」の2色で印を付けます。この2色が重なっていないところが、AIに渡せる工程です。

ここで出た候補が、そのまま午後の応用ワークの題材になります。最後に、各自「午後はこれを作ってみたい」を1つずつ挙げていただいて、このワークは終わりです。書き上がったものは写真に撮ってお渡ししますので、ワークが終わるまでは消さずに残しておいてください。

4例題1|案件メールを貼り付けると、案件台帳に1行増える

10:25–11:35/70分。n8n と Claude と Google スプレッドシートを使います。 全員が講師と同じ画面を見ながら、同じものを作ります。使うノードは4つだけです。

この例題には、画面つきの手順書をご用意しています

当日はこのページを見ながら、上から順に進めていただきます。貼るもの・押すボタンはすべて書いてあります。 実際のメール画面と、それがスプレッドシートのどの列に入るのかを、色分けした図で確認できるようにしています。

例題1 手順書を開く

例題1でつくるワークフロー(n8n)

1メールを貼り付ける画面をつくるフォーム件名と本文を貼り付ける入力画面が、n8n の中にできます。メールソフトとの接続は不要です。
2Claudeに読ませて、項目を抜き出させるAI依頼元・担当者・依頼種別・荷主参照番号・荷受人・建値・積地・揚地・品名・数量重量・梱包・コンテナ・搬入日・納入先・依頼されていること・要返信・期限。18項目を決まった形で出させます。
3台帳の列の並びに整える整形抜き出した項目を、スプレッドシートの列名と同じ名前に揃えます。
案件台帳に1行追加されるGoogle スプレッドシートが開いた状態で実行すると、目の前で行が増えます。ここまでで完成です。
人が用意する AIが処理する 結果

題材にするメール

MASS360008 のスレッドのいちばん下にある、6/8 の輸出依頼メールを使います。 このメール1通に、荷受人・建値・積地・揚地・品名・寸法・重量・梱包・コンテナサイズ・搬入日・納入先が、 すべて書かれています。件名の中にも情報が入っている(搬入日・依頼種別・建値・参照番号・荷受人)ことに気づいていただくのが、最初の見どころです。

WORK 02 例題1の進め方 10:25–11:35
2-Aまず、動くところまで一気に進める(35分)

n8nの画面を初めて見る方がほとんどだと思いますので、ノードを置く・つなぐ・実行するという操作そのものを、ここで覚えていただきます。ワークフローは手順書からコピーして貼り付けるだけで組み上がるようにしてあります。プロンプトも用意したものをそのまま使います。まず動くものを見る、が先です。

使う資料:MASS360008 の依頼メール(全員同じものを使用)
2-B残り4件も入れて、台帳を育てる(15分)

同じ手順で、他の4案件の依頼メールも貼り付けます。5行並ぶと、どの項目が安定して取れて、どの項目が空欄になりやすいかが一目で分かります。

ここで出てくる空欄の多くは、AIが読めなかったのではなくそもそもメールに書かれていないものです。つまりこれは、AIの精度の話ではなく依頼のもらい方の話だと分かります。ここに気づけると、業務そのものが変えられます。

使う資料:CBC340018 / CBC350011 / OCEN360005 / OWEL36J003 の依頼メール
2-C御社のルールを書き足して、精度を上げる(20分)

ここが本題です。用意したままのプロンプトだと、いくつか間違いが出ます。「6/19」のまま年が入らない、コンテナの本数が抜ける、弊社の営業所名が荷受人の欄に入ってしまう——といった具体的な間違いです。

それを一つずつ、新人に教えるときと同じ具体さで指示に書き足していきます。「ちゃんとやって」では直らず、「20 ft FCL は 20ft FCL ×1 と書く」のように例を添えると安定する。AIに指示を出すというのは、この地味な書き足しの積み重ねである——これを体感していただくのが、この20分の目的です。

5例題2|書類を突き合わせて、食い違うところだけ出させる

11:45–12:55/70分。n8n と Claude を使います。 例題1が「読み取り」なら、例題2は「照合(書類チェック)」です。 ノードの置き方・つなぎ方は例題1と同じなので、操作を覚え直す必要はありません。新しく覚えるのは「2つの入力を扱う」と「条件で枝を分ける」の2つだけです。

お預かりした資料を拝見して

いただいた案件の指示書とインボイス・パッキングリストを実際に突き合わせたところ、 いくつかの項目で表記や数値の食い違いが見つかりました。

これは御社の運用に問題があるという意味ではありません。1件あたり10項目以上、案件によっては複数の帳票を 並べて目視で追う作業を、1日に何件も、しかも締切に追われながら行えば、人の目では追いきれないのが当然です。 だからこそ一次チェックをAIに渡す価値があります。

当日は、この実際に見つかった食い違いをそのまま例題にします。 架空のサンプルでは「AIすごいですね」で終わってしまいますが、自社の実物だと議論が具体的になります。

なぜこの2本を選んだか

例題1で「読む」、例題2で「照らし合わせる」。 お預かりした資料を拝見するかぎり、御社の事務作業の量は、この2つでかなりの部分が説明できます。 しかもこの2つはAIがいちばん得意で、人がいちばん消耗しているところです。 さらに、例題1で作った案件台帳の1行は、そのまま例題2の入力としてつなげます。「前に作ったものに足していけばいい」という感覚も同時に持ち帰っていただけます。

例題2でつくるワークフロー(例題1に足していきます)

1書類を2つ貼り付けるEdit Fields社内指示書と、インボイス・パッキングリスト。2つの入力を扱う形を、ここで覚えていただきます。
2両方から、同じ項目を抜き出して並べるAI品名・数量・正味重量・総重量・容積・荷受人・本船名・各種日付・番号。書類ごとに呼び名が違っても、同じものとして並べさせます。
3一致・不一致・片方にしかない、で仕分けるAIどちらが正しいかは言わせません。「違っている」という事実だけを報告させます。
4不一致の件数で枝分かれさせる分岐0件なら「確認不要」、1件以上なら「要確認リスト」。n8nで条件によって処理を分ける操作を、ここで覚えていただきます。
人は、食い違った行だけを見る全項目を目で追うのではなく、AIが「食い違う」と言った箇所だけを見ます。ここが本日の山場です。
要確認リストが出てくる別の案件の書類を貼れば、同じチェックがそのまま走ります。

↓ 時間に余裕があれば、例題1をここにつなぎます

メールの最新情報も、突き合わせの対象に入れる例題1で作った案件台帳の内容を入力に足すと、書類同士だけでなく「メールに書かれた最新情報 × 書類」まで突き合わせられます。ここまで届くと実務での価値が一段変わります。
人が用意する AIが処理する 人が判断する 結果
WORK 03 例題2の進め方 11:45–12:55
3-Aまず、項目を並べさせるところまで(25分)

いきなり「チェックして」とは言いません。まず2つの書類から同じ項目を抜き出して、左右に並べさせるところまで作ります。ここでつまずくのは、書類によって項目の呼び名が違う点です。どう書けばAIが「同じもの」として扱ってくれるかを、その場で試行錯誤していただきます。

使う資料:CBC350011 の社内指示書 / インボイス・パッキングリスト(全員同じものを使用)
3-B食い違いを仕分けて、分岐させる(20分)

並んだ項目を「一致/不一致/片方にしかない」で仕分けさせ、不一致が1件以上あるときだけ要確認リストを作るという分岐を足します。n8nで条件分岐を扱うのは、ここが初めてです。

CBC350011 には反応の異なる4種類の食い違いが含まれており、1案件で一通りの論点をカバーできます。

使う資料:CBC350011 通関用書類一式
3-C誤検知をどう扱うかを決める(20分) ← 本日の本題

ここが書類チェックでいちばん大事な論点です。AIは、運用上は正しいものまで「不一致」と言ってきます。これを放置すると「毎回たくさん警告が出るから、もう見なくなる」という、いちばん危ない状態になります。

AIに任せてよいもの ・証明書番号の1文字違い
・書類間で日付が数日ずれている
・数量・重量の桁違い
人の目が最も滑りやすく、AIが最も強い領域です。
人が決めるべきもの ・金額欄が空欄のまま出ている
・正味重量と総重量が併記されている
・荷受人名の表記ゆれ
AIは「不一致」と報告しますが、運用上は正しい場合があります。

実際に出てきた誤検知を見ながら、「これは無視してよい」というルールをプロンプトに書き足していきます。この作業が、そのまま夕方の「AIに任せる/人が必ず見る」の1枚につながります。

3-D別の案件で試して、通用するか確かめる(5分)

CBC350011 向けに調整したものを、そのまま別の案件に当ててみます。輸入案件(OCEN360005)や危険品(OWEL36J003)では書類の構成が変わるため、そのままでは通用しない箇所が出ます。

1案件で完成させたものが他案件でどこまで使えるか——この確かめ方を知っておくことが、持ち帰ってからの精度の上げ方そのものになります。

使う資料:OCEN360005 / OWEL36J003 の書類一式

6応用ワーク|自分の業務で1本組む

13:40–15:55/135分。本日の本番です。1日でいちばん長い時間をここに充てています。 朝に書き出した業務フローを見ながら題材を1つ選び、例題1・2で覚えた型で組みます。 ご自身の業務からお選びいただくのがいちばんですが、決めきれない場合のために候補をご用意しました。 いずれも外部システムとの接続が不要で、かつ1日の中で扱いやすい範囲に絞っています。

部署別の社内指示書ドラフト作成
例題1で作った案件台帳の1行から、倉庫用・通関用・船積用の指示書のたたき台を作らせます。元をたどれば同じ案件情報を、部署ごとに手で書き分けているのが現状ですので、そこを1つの入力から3本出す形に変えます。読み取りの次に効く一本です。
部署別の配布セット充足チェック
例題2が「項目の突合」なら、こちらは「セットの充足」です。通関用・倉庫用・船積用・国際部用で必要な書類の組み合わせが案件ごとに違うため、配布漏れを検出させます。危険品(OWEL36J003)は必要書類が増えるので、題材として分かりやすい案件です。
英文メールの読み解き+返信案
船社や海外代理店からの英文メールを貼ると、日本語で要点3行・確認すべき点・英文の返信案が出てきます。英語に時間を取られている方には、いちばん効果が早く出ます。
荷主への進捗報告メール作成
案件の状況メモを貼ると、荷主に送る進捗報告の文面ができます。御社の定型文と署名の形まで再現させます。書くこと自体は難しくないが件数が多い、という作業の典型です。
見積条件の抜け漏れチェッカー
手配依頼メールを貼ると、見積に必要な条件(仕向地・品目・数量・重量・容積・条件・危険品該当)が埋まっているか、未確認かを表にします。見積そのものより先に、聞き漏らしを防ぐ効果が出る部分です。
新人向け 案件の読み解き
案件の書類一式を貼ると、「この案件でいま何が起きていて、次に何をすべきか」を新人向けの言葉で説明します。教育にかかる時間を減らす使い方で、作るのはいちばん簡単です。

この135分の進め方

手が止まったまま時間が過ぎることがないよう、進め方を決めています。

7今回扱う範囲と、扱わない範囲

1日で全部には手が届きません。何をやらないかを先に決めておくことが、成果を左右します。

IN SCOPE
当日、手を動かして作るもの
情報を人が貼り付けるところから始まり、AIが読み取り・作成し、人が確認するところまで。ここに時間を集中させます。
  • 業務フローの書き出しと、AI候補の洗い出し
  • メールを読み取らせて、案件台帳に展開する
  • 書類を突き合わせて、食い違いだけを出させる
  • 各自のテーマで1本組む
  • AIに任せる/人が必ず見るの線引き
OUT OF SCOPE
当日は扱わないもの
外部システムとの接続は行いません。理由は次の囲みでご説明します。
  • メールソフト・メールサーバーとの接続(自動受信)
  • 基幹システム・倉庫システムへの書き込み
  • スキャン書類の大量一括処理
  • いずれも後日、別途ご相談させてください

外部との接続を今日やらない理由

「メールが届いたら自動で動き出す」形は、たしかに最終形です。ただ、そこをつなぐにはメールアカウントの接続権限と、社外にデータを出す範囲の社内決裁が必要になります。 合宿当日にその判断をしていただくのは無理がありますし、設定作業に時間を取られると、肝心の中身を作る時間がなくなります。

今日つくるのは「中身」です。AIへの指示文と、どこを人が見るかの線。この2つさえできていれば、 入口を「人が貼り付ける」から「メールを自動で受け取る」に差し替えるのは、後からでも難しくありません。 順番として、中身が先です。接続は1日を終えた後、30日以内の宿題としてご相談させてください。

8事前にご準備いただきたいもの

当日の立ち上がりで時間を落とさないため、事前のご準備をお願いします。ご負担の大きいものはありません。

受領済 業務メール・インボイス・パッキングリスト・社内指示書(5案件分) ありがとうございます。この5案件を1日通して使わせていただきます。追加は不要です。
お願い 参加者の方のPC ブラウザが動けば大丈夫です。今回はメールソフトの設定・接続は行いませんので、社内の権限申請は不要です。
お願い 見積書のフォーマットと、過去の見積を数点 応用ワークで「見積条件の抜け漏れチェッカー」を選ばれる方がいた場合に使います。必須ではありません。
ご確認 当日扱うデータの、社外への持ち出し可否 荷主名・取引金額・信用状情報などが含まれます。どこまで扱ってよいかの線引きを事前に決めさせてください。当日その場で迷わないよう、先に押さえておきたい点です。
弊社手配 n8nの環境、AIのアカウント、Google スプレッドシートの接続 当日お使いいただく分は弊社側でご用意し、接続設定も済ませた状態でお渡しします。御社での契約・インストール・権限申請は不要です。参加者の方は「選ぶ」だけで済みます。
お願い ホワイトボード(会場にあれば1台) 午前の業務フローのワークで使います。書いては消し、順番を入れ替えながら進むワークなので、その場で書き直せると議論が活発になります。なければ差し支えありません——模造紙で同じことができます。
弊社手配 模造紙・付箋・マーカー 午前のワークで使うものは一式お持ちします。ホワイトボードがある場合は、そちらを優先して使います。

本資料について

本資料は、お預かりした資料と先日いただいたご意見をもとに組み直したものです。 進め方・時間配分・扱う例題について、まだ難しそうなところ、逆に物足りないところがあればお聞かせください。 いただいたご意見を反映して、確定版としてお出しします。